スーパーマーケット「エブリイ」は、広島、岡山、香川エリアで店舗展開をしています。 店舗の責任者に権限委譲する「個店主義」と、チェーン店ではなく「地縁(ちえん)店」づくりが大きな特徴です。
例えば、日々ご来店頂くお客様のことを1番分かっている各店の仕入責任者が毎朝市場に出かけ、鮮度と美味しさにこだわった目利きで野菜やお魚を選んでいます。お惣菜は作り立てにこだわっています。お肉も切りたてにこだわっています。地域に密着する商店街のような元気と活気があふれる八百屋さん、魚屋さん、お肉屋さん、おかず屋さんのような商売を未来につないでいくことを私たちは目指しています。
また、「今日もお客様に喜んで帰っていただきたい」そのような商人(あきんど)の心を持ったスタッフが、現場で創意工夫を重ね、お客様の喜びと感動につながることは、店舗間を越えて真似をし、お互いを高め合うチャレンジ集団であることもエブリイの大きな特徴のひとつです。
売上1,000億円達成を目前に、あらためて私たちの商売の歴史を調べてみると、およそ400年前の江戸時代にまで遡りました。当時は「帯屋」という屋号を掲げ、「忠兵衛」や「甚六」という名前を襲名し、尾道や福山を中心に砂糖、小麦、お米を扱うなど数々の商売を営んでいたようです。
明治あたりには名字が普及をし、「澤田」の姓を名乗るようになり、「澤田儀助商店」として、商売を営んでいました。大正、昭和、平成、令和と時代が移り変わる中、商売の発展を通じて地域の役に立ちたい、地域を豊かにしたい、そのような想いで脈々と現在の十四代目まで商売をつないできました。
私たちが地域の皆様に「食」のご提供ができるのは、生産者さん、農家さんが丹精込めて野菜や果物を生産して下さっているからであり、漁師さんが一生懸命にお魚を獲って下さっているからです。そして、それらの商品を昼夜問わず運んでくださる方がいらっしゃるからです。
地域の皆様、生産者の皆様、お取引先様にお支えいただいているからこそ、商売をする事が出来ます。ご支援いただいておりますたくさんの方々へ感謝の想いを込め、今まで以上に地域に寄り添った「地縁店」づくりに注力し、地域の皆様の食卓をお支えできる存在を目指してまいります。
その想いはエブリイのロゴマークにも表れています。
創業時のロゴマークは、さくらんぼのイラストでした。ふたつの柄からなるさくらんぼが漢字の「人」に似ていることから、「人と人が支え合う」というメッセージが込められていました。現在のエブリイのロゴは、EVERYの英頭文字である「E」を、扇状に広がる三本のラインで表現したロゴマークです。「鮮度」、「美味しさ」、「驚き」、「発見」などを表現しています。
いつでも、どこでも、同じものが買える便利さも豊かさですが、採れたて、旬の時期だけ、作り立てなど、一番美味しい状態でご提供することにこだわり、ここでしか出会えない価値も豊かさです。「エブリイが出来てよかったね」とおっしゃっていただけることが私たちの喜びです。私たちは他社とは異なる豊かさも追求してまいりたいと思います。
美味しいもの、鮮度がいいものにはエネルギーがある。
元気、活気、笑顔の人にもエネルギーがある。
エネルギー溢れるお店は地域を元気にする。
そう信じて私たちは商売を続けています。
エブリイを通じて地域と未来に「美味しい」の輪が広がるよう、そして、もっと地域の皆様に喜んでいただくために今まで以上に元気、活気、笑顔、鮮度、出来立て、作り立てにこだわり、お客様をお迎えいたします。今後共ご愛顧の程よろしくお願いいたします。